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活性化へ 地域の歴史学んで 名護振慶名の取り組みに助成


活性化へ 地域の歴史学んで 名護振慶名の取り組みに助成 名護市振慶名区の座喜味務区長(左)に助成の決定通知書を手渡す県地域振興協会の宮城優専務理事=5月22日、名護市の羽地地区センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】県地域振興協会は5月22日、地域活性化助成事業の2024年度前期の助成団体に選ばれた名護市振慶名区(座喜味務区長)に助成の決定通知書を手渡した。同区は区の歴史を学ぶことで地域に関心を持ってもらうため、同区に関する勉強会やロゲイニング大会を実施する。
 同事業は地域づくり団体による地域の振興および活性化の促進に寄与することを目的に、地域づくりの担い手となる人材育成や地域づくりに関する情報の共有、活用を図るためのワークショップやシンポジウムを助成対象としている。
 振慶名区は1736年、蔡温の山林政策で現在地に移動し、近隣を流れる羽地大川とも縁が深い。座喜味区長は「12年後には現地に移ってきて300年になる。地域の人に歴史を知ってもらいたい。健康と観光と環境を考えた形で事業ができれば」と意気込んだ。県地域振興協会の宮城優専務理事は「活動を通じて地域の活性化が円滑に図られることを願う」とあいさつした。 (武井悠)