シンガポールで5月10~12日、日本酒のイベントが開催された。近年、海外での日本食の高級化、高級すし店などの増加に伴い、シンガポールや東南アジアで日本酒が浸透している。家庭でワインのように日本酒を楽しむ人も年々増えている。
八重泉酒造(座喜味盛行社長)は泡盛メーカーとして唯一、参加した=写真。古酒などの泡盛の他に、リキュール、パイナップルワインなど、シンガポール特有の「甘口嗜好(しこう)」を考慮した商品を準備した。結果として展示即売で1万円以上の商品もよく売れたいう。
課題として泡盛の認知度の低さがあり、日本酒などとの違いの説明からしないといけないことがあるという。座喜味社長は「試飲や会話を通し泡盛はとてもおいしいと感じてくれる層も確実にいて、海外での伸びしろを実感した」と振り返る。「世界中で、イベント参加を通して地道に泡盛ファンを増やしていければ可能性は広がる」と話した。 (遠山光一郎通信員)
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琉球新報朝刊
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