【名護】北部青年農業者会(大城明子会長)は7日、名護市の中山区公民館で、青年農業者や新規就農予定者を対象に、土づくりに関する勉強会を開いた。農業コンサルティングを手がける農芸環理(静岡県)の杉山孔将社長が講師を務めた。北部地区の農家約30人が参加した。
杉山社長は、会員5人の農地を土壌分析した結果を見ながら、土づくりや肥料散布についての考え方などを説明した。北部地区の土壌について「カルシウムに対してマグネシウムとカリウム、リン酸が不足している」と話した。それにより、実が肥大しなかったり繊維質が強くなったりする可能性があるという。
一方、肥料などで不足する栄養分を補えば「生育に適した土壌になる」と訴えた。
宜野座村農業後継者等育成センター研修生の松島妃可里さん(29)は、来年には農家としてシマトウガラシとズッキーニを生産する予定だという。専門性が高い内容に「ついて行くのは大変だったが、土づくりの大切さを実感できた」と述べた。 (玉寄光太)
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若手農家 土作り学ぶ 名護、「肥料散布適切に」
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琉球新報朝刊
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