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音楽好き集結 海辺に癒し 伊江島でコンサート 仲間の壮行会も


音楽好き集結 海辺に癒し 伊江島でコンサート 仲間の壮行会も 6月で伊江島を離れる安保由紀子さん(右)の壮行会を兼ねたサンセットコンサート=1日、伊江ビーチ売店前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊江】伊江島に住む音楽好きな仲間たちに、玉城博文さん=村東江上=が声をかけて始まったサンセットコンサートが1日、青少年旅行村内の伊江ビーチ売店前で開かれた。会場には島の音楽愛好家や出演者の家族、友人、知人らが集まり、素晴らしい音楽と心地よい海風に癒やされ、初夏の夜のひと時を楽しんだ。
 今回は、これまで一緒に音楽活動をしていた安保由紀子さんが伊江島を離れることから、その壮行会を兼ねて開催された。伊江島で音楽活動をしているミュージシャンやその関係者20人が出演。安保さんとの思い出などを語り、ポップ、フォーク、民謡、オリジナル曲など得意なジャンルの音楽を披露した。
 コンサートは、テーブルの上に「入場料は無料です。500円以下の投げ銭を入れてください」と書かれた箱が置かれ、入場者がそれぞれ思い思いの金額のお金を入れる投げ銭方式で行われた。集まった投げ銭は経費を差し引き、激励金として安保さんへ渡された。
 安保さんは「伊江島に移り住み、はや17年。人とのつながりに導かれた音楽ざんまいの日々だった。伊江島の皆さまに心から感謝している」と話し、受け取った激励金を「第2回伊江島音楽祭の運営資金にしてほしい」と寄贈した。
 これまで行われたライブ活動の収益金は、NPO法人メッシュ・サポートや国連児童基金(ユニセフ)、自然災害等で被災した地域や村の人材育成会、福祉団体などへ贈られた。
 (知念光江通信員)