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「上地流開祖像整備へ」 沖縄、連合会新役員ら抱負


「上地流開祖像整備へ」 沖縄、連合会新役員ら抱負 2024年度の事業などへの抱負を語った上地流空手道連合会の上地榮会長(前列中央)、喜舎場朝春副会長(同左)、喜納健昌副会長(同右)、下條克乃副会長(後列右)、與儀清斗事務局長=3日、沖縄市の琉球新報中部支社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】上地流空手道連合会の上地榮会長=写真前列中央=らは3日、沖縄市の琉球新報中部支社を訪れ、新役員や事務局の体制、2024年度に取り組む事業などについて抱負を語った。5月の通常総会で再任された上地会長は、事務局体制の強化により組織を充実、拡大させていくと決意を述べ、本部町の八重岳に建つ上地流開祖・上地完文翁の銅像周辺の整備などに同町と調整し、協力を得ながら取り組んでいくことなどを報告した。
 3日は上地会長のほか、新たに選任された喜納健昌副会長、再任の喜舎場朝春副会長、下條克乃副会長、與儀清斗事務局長が同行した。上地会長によると、上地完文翁の銅像は建立から6年が経過しメンテナンスが必要で、奉納演武をする周辺は斜面状であることから連合会として造成を望んでいる。今後、本部町にこれらへの理解や支援を求める提案書を提出予定だ。
 また24年度も継続して行う連合会の三大事業として(1)もとぶ八重岳桜まつりでの奉納演武(例年1月)(2)平和祈念公園での戦没者慰霊演武(10月27日)(3)少年少女空手道選手権大会の開催(12月22日)-について説明した。同会は国内外に44道場、約1千人の練習生がいる。
 (石井恭子)