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公園の防犯強化など確認 中部3市町村 安全なまちづくり推進協


公園の防犯強化など確認 中部3市町村 安全なまちづくり推進協 2024年度沖縄地区安全なまちづくり推進協議会であいさつする沖縄署の金城重成署長(中央)ら=5月28日、北中城村立中央公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】沖縄市、北谷町、北中城村と沖縄署は5月28日、北中城村立中央公民館で2024年度沖縄地区安全なまちづくり推進協議会(会長・桑江朝千夫沖縄市長)を開催した。04年4月の「ちゅらうちなー安全なまちづくり条例」施行から20周年を迎え、騒音、暴走などの通報が目立つ地域の公園での防犯に焦点を当て、環境整備やパトロールを進める新たな議案などが確認された。
 沖縄署生活安全課によると、23年の管内での刑法犯発生件数は1388件(前年比385件増)で、このうち窃盗犯は約6割の798件(同258件増)。窃盗犯の手口別では自転車盗が約2割の164件(同67件増)と最多で、被害者の約6割が小中高生だった。また、県内の米軍構成員等による刑法犯摘発件数72件のうち、管内では約5割の38件(前年比22件増)が発生し、前年の約2.4倍に増えた。
 沖縄署の金城重成署長は「管内の繁華街では週末の夜から明け方にかけ、泥酔、路上寝、けんか口論など飲酒絡みの事案が多く発生している。地域の防犯環境の整備に協力をお願いしたい」などと呼びかけた。 (西田悠)