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ハーリー熱戦、0.2秒差 石垣市で大会、東1組制す


ハーリー熱戦、0.2秒差 石垣市で大会、東1組制す 17年ぶりの総合優勝を喜ぶ東1組=9日、石垣漁港
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 【石垣】豊漁と航海安全を祈願する118回目の「石垣市爬龍船競漕大会」(同実行委員会主催)が9日、石垣漁港であった。迫力あるかいさばきで熱戦が展開され、訪れた多くの観客は太鼓を打ち鳴らし、手拍子をして声援を送り会場は盛り上がった。漁業者らによる本バーリーでは東1組が2007年以来、17年ぶりの総合優勝を果たし、中・西合同の14連覇を阻んだ。
 大会には120チームが参加。出場者は懸命にかいをこぎ、水しぶきを上げ海上を進んだ。
 東1組、東2組、中・西合同の3チームが「御願」「転覆」「上がり」の3種目を競う本バーリー。大会のトリを飾る「上がり」で、「転覆」を制していた東1組と中・西合同がデットヒートを展開。わずか0.2秒差の僅差で東1組が競り勝ち、総合優勝に輝いた。
 本バーリー以外でも、職場の仲間などのチームが競う団体ハーリーや女性によるマドンナハーリーなども繰り広げられ、大いに盛り上がった。 (照屋大哲)