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多良間・スツウプナカに向け 神にささげる酒作り


多良間・スツウプナカに向け 神にささげる酒作り 本番に向けて「ウイヤー(南宗根)」で行われた「ナンカミス(七日神酒)」の作業に励む住民ら=23日午後3時半ごろ、多良間村
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 【多良間】多良間村の伝統行事・スツウプナカの本番に先立ち、行事で使用する神酒を作る「ナンカミス(七日神酒)」が5月23日、村内にある祭場「ウイヤー(南宗根)」と「アレーキ(新池)」で行われた=写真。こうじ立てをした麦こうじを水で溶き、炊いた米を混ぜてかめに移して発酵させた。
 1890年代ごろまで、各世帯から集めたアワを原料にアーミス(アワ神酒)を造っていたが、現在は米が原料になっている。
 祭場の「長瀬川宗根(ナガシガーシュニ)」と「札屋宗根(フダヤーシュニ)」では21日にククヌカミス(九日神酒造り)が行われた。(清村めぐみ通信員)