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屋富祖への思い、ダンスで 自治会員ら30日公演


屋富祖への思い、ダンスで 自治会員ら30日公演 舞台に向けて、ダンスのレッスンをする屋富祖自治会の会員ら=7日、浦添市の同自治会
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 【浦添】浦添市屋富祖を舞台にしたダンス公演「ナガリユン、ナガリユン~屋富祖の昔・今・未来をダンスで紡ぐ~」が30日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホールである。ダンスアーティストのマニシアさんの振り付けで、屋富祖の過去と現在、未来を表現する。屋富祖自治会と宮城珠算学校、シンコペーションダンスクラス、屋富祖こども育成会はっぴーてぃだクラブが出演する。
 屋富祖自治会で7日、マニシアさんら出演アーティストによるダンスレッスンがあった。参加した自治会員はバイオリンや、西アフリカの楽器ンゴニやジェンベに乗せた、明るい楽曲に合わせて踊り、自然と笑顔の輪が広がった。
 ダンスの後は、マニシアさんが参加者に屋富祖の思い出を聞いて回った。参加者たちは戦争体験に触れ「同じ思いを子や孫にさせたくない」と平和への願いや、屋富祖通りの整備に託す思いを語った。
 全力でダンスを踊り盛り上げた佐久眞ヨシコさん(80)は「こんなに踊ることはめったにない。楽しかった」と笑顔を見せた。
 公演は午後3時半開演。料金は一般千円(当日300円増し)。高校生以下500円。問い合わせはてだこホール管理事務室、電話098(942)4360。 (藤村謙吾)