【宜野湾】日本将棋連盟創立100周年記念第49回中学生将棋名人戦全国大会(7月14日、名古屋市)への派遣が決まった本村凛さん(14)=宜野湾市立嘉数中3年=が17日、宜野湾市役所に松川正則市長、仲村宗男教育長らを訪ねて、大会へ出場することを報告した。団体では出場経験があるものの個人では全国初挑戦となる本村さんは「予選突破とベスト8を目指したい」と意欲を語った。
本村さんは幼稚園の時から友人の影響で将棋を始め、4月の沖縄地区大会で「めっちゃうれしかった」という個人初優勝を果たし、全国への出場権を得た。豊田塾宜野湾将棋道場に通い研さんを重ねて頭角を現し、現在は四段。本人の強みは「強気の攻め」。好きな棋士は藤井聡太八段だという。
松川市長は「市内の小中学生の見本となり、全国で力を発揮してほしい」と激励。仲村教育長は「100周年の記念の全国大会で沖縄代表として腕を振るってきてほしい」と期待した。
日本将棋連盟県支部連合会の照屋彰会長、嘉数中の仲程正校長らも同席した。
照屋会長によると、本村さんの強さの秘けつは「こつこつ集中して貪欲に勝とうとする、負けても強くなる気持ちの強さ」と評し、今後の活躍に太鼓判を押した。
(石井恭子)