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子ども居場所 名護に連絡会 4団体連携、支援充実へ


子ども居場所 名護に連絡会 4団体連携、支援充実へ 名護市子どもの居場所ネットワーク連絡会が結成され、会長に就任した仲村あずささん(右)、副会長の山城勇樹さん=1日、名護市大南
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 【名護】子どもたちの支援体制を強化しようと「名護市子どもの居場所ネットワーク連絡会」がこのほど、設立した。市内で「子どもの居場所」を運営する4団体が連携をとることによって、一緒に寄付を募ったり、寄せられた食材を融通し合ったりするなど、多方面で共助する仕組みづくりを進める。
 同連絡会は、本年度に発足し、子ども居場所支援ぷれっぴー(名護市大南)の仲村あずささん=写真右=が会長、山城勇樹さん=同左=が副会長に就任した。山城さんは「名護市は子ども1人当たりの居場所の数が少ない。横の連携を力にすることで、それぞれの居場所が持っている強みを生かし、子どもたちの支援に全力を注ぎたい」と話した。
 仲村さんは「『ちょっとした困り感』を感じている子どもたちや家庭が誰でも立ち寄れ、支援が受けられる体制にしていきたい。(居場所同士の)横、縦のつながりを持って、支援の輪を広げていきたい」と話した。同連絡会は子どもたちが夏休みに入るのを前に、支援物資や食材、寄付などを募っている。寄付の申し出、問い合わせは同連絡会の電話0980(43)7378。 (池田哲平)