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サガリバナ 甘く香る 本部浦崎公民館前


サガリバナ 甘く香る 本部浦崎公民館前 満開のサガリバナを観賞する(左から)安田稔区字長、嘉手苅秀光さん、辻千津子さん=6月28日、本部町浦崎公民館前の花壇
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 【本部】本部町浦崎公民館前の花壇で6月28日、サガリバナが満開となり、訪れる区民やお客さんらの目を楽しませている。甘い香りも放っている。見頃は8月下旬ごろまで。
 花は約20年前に同区の嘉手苅秀光さん(83)が種から自宅で育てた。15年前に同区公民館前の花壇に1メートルぐらいにして苗を移植した。現在では幹回りが30センチ、高さが3メートルほどに生育した。日頃の管理は、同区内の辻千津子さん(76)が水やりなどをしている。
 花は6月上旬から咲き始めて白色で房状に咲かせている。サガリバナは、日が落ちる頃に花を咲かせ、夜明けに散ってしまう。日没から約1時間ライトアップもしている。朝になると、木の下は咲き終わった花びらのじゅうたんになっている。
 安田稔区字長(74)は「甘い香りに誘われて浦崎区民の夜の楽しみです」と話した。
 (上間宏通信員)