北谷の文化財を英語でガイド　英国の生徒案内、学び深める

　【北谷】北谷町教育委員会生涯学習プラザは1日、同町の国指定文化財「うちなぁ家」で「やってみよう英語でガイド『うちなぁ家でウトゥイムチ英会話』」を実施した。同プラザ主催のガイド講座受講生が、イギリスから来た生徒らを案内した。

　うちなぁ家は1890年に建築された木造赤瓦ぶき平屋を復元したもので国の指定文化財に登録されている。一番座や板間など、部屋の役割や沖縄の文化などを英語で紹介した。

　ガイドとして参加したリギンズ有希さん（43）は「英語をアウトプットでき、いろんな出会いもある」と参加を決めた。「説明するまで知らなかった歴史もある。もっと知りたい」と自身の学びも深めた。

　北谷高校1年生の織茂（おりも）銀治さん（15）は「うまくいった」と好感触だった。学校で「英語交流部をつくりたい」との目標もある。「沖縄の歴史を学んでいきたい」と意気込んだ。

　ガイドを受けたイギリスの高校生エレクトラ・タヤックさん（17）は「全く違う文化を知れた。建物は伝統的で素晴らしかった」と楽しんだ。

（金盛文香）