有料

屋我地の自然 ミツバチに学ぶ 名護・ひるぎ学園児童が発表


屋我地の自然 ミツバチに学ぶ 名護・ひるぎ学園児童が発表 ミツバチの生態についてリーフレットにまとめ、発表する屋我地ひるぎ学園4年生=6月30日、名護市の屋我地ひるぎ学園
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】名護市立小中一貫教育校屋我地ひるぎ学園(小渡克彦校長)の4年生がこのほど、ミツバチについてのリーフレットをまとめた。図鑑やインターネットで生態を調べたり、屋我地島で養蜂業を営む三浦大樹さん(49)の養蜂場を見学したりして完成させた。6月30日の日曜授業参観に合わせて「ミツバチリーフレットを、おうちの人や地域の人に伝えよう」と題した発表会を開いた。多くの保護者が参観し、児童らの発表に聞き入った。
 国語の学習で「モンシロチョウの花の見つけ方」を学んだ児童らは「ミツバチはどうやって花を見つけるのだろう」という疑問が生まれた。調べ学習を通して、リーフレットには「ミツバチはすご~い」「屋我地の女王バチは一年中卵を産みます」など、ミツバチの生態を盛り込んだ。発表会では保護者が見守る中、児童らは「ミツバチの1年」や「ミツバチの不思議」などのタイトルで発表した。
 池宮城莉希さん(9)は「ミツバチがどうやって花粉を集めるのか不思議だったので調べたいと思った。おいしい蜂蜜を作るミツバチに感謝したい」と笑顔で話した。児童の学習を支援し、同校で長年「ミツバチ教室」を開催している三浦さんは「ミツバチを通して屋我地の豊かな自然を知り、島を誇りに思ってほしい。知ること、学ぶことを継続して世界観を広げ成長してほしい」と願った。児童らは2学期に花を植え、巣箱を作り、11月3日の「屋我地まつり」に間に合わせて蜂蜜を採る予定。 (玉城武利通信員)