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棚原に憩いの場 新公民館 西原 住民250人集い落成祝賀会


棚原に憩いの場 新公民館 西原 住民250人集い落成祝賀会 新たに完成した棚原公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【西原】西原町棚原自治会(城間盛順会長)に公民館が落成し、式典・祝賀会がこのほど行われ、地域住民や関係者ら約250人が参加した。
 鉄筋コンクリート造り2階建ての新公民館は、1階が231平方メートルで事務室・給湯室、舞台・集会室、倉庫、トイレがある。2階は132平方メートルで郷土資料室、図書(学習)室、多目的室、トイレ・シャワー室があり旧公民館の約2倍の広さになった。
 城間会長や崎原盛秀町長、新島悟教育長、大城純孝町議会議長、新垣きよみ棚原老人会長と子ども会の伊佐美穂奈(みおな)さんがテープカットを行った。城間会長は「61年の歳月が流れた旧公民館は老朽化し新公民館を建設した。地域コミュニティーの憩いの場として50年、100年先も活用されることを願う」と式辞を述べた。
 祝賀会では古典音楽斉唱、琉舞、フラダンス、空手、棚原ミルク太鼓が披露された。老人クラブの「かいち節」の踊りには手拍子や合いの手が入り盛り上がった。
 城間ヨシ子さん(88)は「練習は時間がかかったけど、本番は一瞬だった。もっと踊りたい」と笑顔を見せた。城間次郎さん(87)も「かいち節は教訓歌で12年まーる村遊びでも踊った。落成式で人数もそろって、皆さんと一緒に自分も元気に踊らせてもらって、ありがたいね」と喜んだ。 (小波津昭子通信員)