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琉歌作り沖縄語楽しむ 名護・稲田小 8・8・8・6音に挑戦


琉歌作り沖縄語楽しむ 名護・稲田小 8・8・8・6音に挑戦 稲田小の児童らに琉歌の作り方を教える上原仁吉さん(右)=6月21日、名護市の稲田小学校
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 【名護】名護市立稲田小学校(鎌田登志男校長)は6月21日、校区在住の上原仁吉さん(80)を招き、琉歌の作り方を学ぶ授業を開いた。琉歌を通して沖縄語(ウチナーグチ)を楽しく学ぶことが目的で、コミュニティー・スクール(CS)の取り組みに関連した地域学校協働活動の一環。
 授業は6年生17人が対象で、児童らは「てぃんさぐぬ花」を教材に、8・8・8・6音の琉歌の基本形式を学んだ。国語の授業で短歌や俳句を作った経験はあるが、ほとんどの児童が琉歌を作るのは初めて。
 松田はつめさん(11)は「最初は難しかったけど、ヒントをもらって完成させることができた。うれしかった」と笑顔で話した。
 上原さんは「ふるさと沖縄の言葉がなくなりつつある。琉歌を通して言葉を探し、表現することで、沖縄の言葉を残していきたい」と話した。
 (玉城武利通信員)