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千葉・旭市の児童、中城訪問 交流団25人 特産品紹介や名刺交換


千葉・旭市の児童、中城訪問 交流団25人 特産品紹介や名刺交換 千葉県旭市から矢指小、富浦小、共和小、中城村から中城小、津覇小、中城南小の児童らが参加して親睦を深めた交流会=6月27日、中城村役場
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 【中城】2024年度千葉県旭市・中城村児童交流事業歓迎会が6月27日、中城村役場で開かれた。同事業は1998年から続いており、この日は旭市立矢指(やさし)小、富浦小、共和小から25人の交流団が訪れた。中城村内の児童や関係者を前に、交流団は野菜や海の幸がおいしい旭市の魅力を発表した。5年生同士が名刺交換もして、楽しい時間を過ごした。
 中城小、津覇小、中城南小の児童ら21人をはじめ、比嘉忠典副村長、比嘉良治教育長らが歓迎した。
 旭市の児童を代表して共和小の小林由依さん(11)、今関善太さん(10)が「友情のたすきを、心をこめてつないでいきたい」とあいさつした。中城小の新垣柚奈さん(10)は「ずっと心待ちにしていた。中城城跡から見える太平洋は最高の眺めで、その海は皆さんの旭市につながっています」などと語った。
 旭市の児童らはイワシの丸干し、シラス、ハマグリ、千葉の特産落花生などを楽しく紹介。寸劇やコント風の楽しい紹介の中で「旭音頭サンババージョン」の踊りも飛び出した。
 中城側からは中城護佐丸太鼓などが披露された。名刺交換では「家でヤギ飼ってるの?」などとあちこちで楽しい会話が交わされた。
 富浦小の飯田倫平さん(11)は「護佐丸太鼓は旭市の祭りばやしとはかなり違うリズムで、沖縄を強く感じた。沖縄戦のことも学び、このようなことを起こしてはならないと感じた。たくさんの思い出をつくりたい」などとお礼を述べた。
 旭市交流団は6月27~29日、糸満市の平和の礎や中城城跡、護佐丸歴史資料図書館を訪れ、津覇小で交流を行った。
 (石井恭子)