有料

「命どぅ宝」一心療護園で合唱 大宜味 広報大使の東風平さんコンサート


「命どぅ宝」一心療護園で合唱 大宜味 広報大使の東風平さんコンサート 東風平高根さんとファンクラブ「相思樹」による三線コンサート=6月16日、大宜味村の一心療護園(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味】大宜味村の一心療護園に6月16日、ファンクラブツアーで来県していた大宜味村広報大使でアーティストの東風平高根さん(神奈川県在住)がファンクラブ「相思樹」の会員と共に訪れ、三線コンサートを行った。
 東風平さんと「相思樹」の会員6人が、三線で「芭蕉布」や「てぃんさぐぬ花」などを演奏。曲に乗せて「相思樹」の会員によるフラダンス、コンテンポラリーダンスも披露され、全員で東風平さんの楽曲「命(ぬち)どぅ宝」を合唱した。
 一心療護園の利用者や職員も、東風平さんと「相思樹」が織りなす音楽やダンスに歓喜、最後はカチャーシーで感動も最高潮となった。東風平さんは「毎年のファンクラブツアーはおもてなしを楽しむ観光だったが、今回は一心療護園で演奏できてうれしく思う。有意義な時間を過ごせた」と感慨深げに話した。
 首里出身の東風平さんは、父が大宜味村で30年以上、農業に従事していたことから農園ライブを行うなどゆかりがある。当日は宮城豊副村長が訪れ、4期目となる広報大使の嘱託式も開かれた。東風平さんはさらなる村のPRに意欲を示した。 (池辺賢児通信員)