【渡嘉敷】渡嘉敷村立阿波連小学校(西表りか校長、児童20人)の特性や立地条件を生かした恒例行事、第36回ハナリ島遠泳が6月28日、渡嘉敷村の阿波連ビーチで開かれた。
ビーチ沖合に浮かぶ無人島ハナリ島から阿波連ビーチ間の約1キロを参加児童19人が約45分で見事に完泳を果たし“あはりっ子”の心意気を示した。この日は小潮で南西寄りの追い風など気象条件にも恵まれた。
子どもたちは、同校に隣接する阿波連ビーチで日頃から水泳教室や自主トレなどでこの日に備え、自信を持って3段階の完泳賞に挑んだ。児童らは船でハナリ島に渡り、低学年はライフジャケットを着用し、西表校長の号砲で午後2時30分ごろスタートした。監視船、伴泳者や地域ボランティアらの協力で力泳し、中間に設置された浮島で一時休息し、声援を受けながらゴールの阿波連ビーチを目指した。
ゴールでは金城満教育長や地域住民、観光客らが「お疲れさま」「完泳おめでとう」と拍手で迎えた。あはりっ子たちは笑顔でゴールし仲間同士で健闘をたたえあった。
きょうだいで完泳した小学6年の神林修二さんは「みんなと楽しく泳げた。2年連続でパーフェクトに完泳できた」と満面の笑みを見せ、1年の妹の凜さんは「きつかったけど、みんなから頑張れの声で完泳できてうれしい」と声を弾ませた。 (米田英明通信員)
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あはりっ子19人1キロ完泳 渡嘉敷・阿波連小 住民、観光客が拍手
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琉球新報朝刊
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