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長嶺中向かいにラン着生 豊見城 生徒と住民が協働作業


長嶺中向かいにラン着生 豊見城 生徒と住民が協働作業 根差部花友会の与儀サエ子会長(前列左から3人目)と着生作業の参加者ら=2日、長嶺中学校正門向かいの斜面
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【豊見城】豊見城市の根差部花友会(与儀サエ子会長)の会員らは2日、長嶺中学校の生徒と一緒に同校正門向かいの斜面(長嶺小学校壁面)の木にランの株を巻き付ける着生作業を行った。同会は長年、この場所に季節の花々を植栽している。
 ランの株は長嶺中の新崎峰子校長が提供した。今年4月、校長に就任した祝いで多くの鉢植えのランをもらったという。花期を終えたランを再活用できないかと、学校正門前で花の手入れをしている花友会の与儀さんに相談。花好きな生徒や手入れに興味のある生徒に呼びかけ、協働で行うランの巻き付け作業を企画した。
 花友会のレギュラーメンバー以外にも、南城市大里でオープンガーデンに第1回から参加している新里光子さんや、中学校前の道路で毎朝子どもたちの安全を見守る本永文彦さんと比嘉睦子さんも参加し、子どもたちに巻き付け方を指導した。立つのが難しい斜面で、生徒らは足を踏ん張って巻き付けた。
 参加した小島陽葵さん(3年)は「大好きな花なのでポットから出して土に植えたりしたことはあるけど木に巻き付けるのは初めて。貴重な体験をした」とうれしそうに答えた。一緒に作業した金城風羽夏さん(同)は「以前、東南植物楽園で見たことがあったので、今回体験することができてよかった」と喜んだ。 (喜屋武幸弘通信員)