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「和の心」日本舞踊家が指導 今帰仁村キャリア教育 児童に「礼」「所作」


「和の心」日本舞踊家が指導 今帰仁村キャリア教育 児童に「礼」「所作」 今帰仁村の児童に「和の心を伝える」花柳琴臣さん=6月27日、今帰仁村立天底小学校
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 【今帰仁】天底小学校(我那覇隆校長)の体育館で6月27日、日本舞踊家で所作や作法などを指導する花柳琴臣さんを招き「和の心を伝える」キャリア教育が行われた。兼次小学校(上間久仁校長)の全校生徒も天底小で和の心を学び、前日には今帰仁小学校(小波津京子校長)の児童も学んだ。
 「礼」や「所作」に込められた日本人が大切にしてきた心を知り、同村が掲げる「共通実践4項目」の「チャイム黙想」や、相手を思いやり名前に「さん」をつける「さんSUN運動」などについても理解を深めた。目の前で実践する所作を児童が真剣な表情で見入って、心が落ち着き体育館の空気も変わる様子だった。
 天底小学校6年生の嘉陽冬馬さんは「『そろえる』という基本を教えてもらったので、今後は意識して気をつけたい。『そろえる』と心まで整うということを自分で気づくことができた」とコメントした。
 兼次小学校の新里咲葵さんは「礼やお辞儀の仕方、お箸の使い方も教えてもらった。とても礼儀正しく、今後も使いたいと思った。踊りもとてもすてきで、機会があれば次もいろいろなことを教えてもらいたい」と振り返った。 (新城孝博通信員)