【宮古島】宮古島市の座喜味一幸市長を会長とする青少年問題協議会が3日、市役所で開かれた。昨年10月に市平良で開催された「久松島民祭」で、多数の中学生が酒類を購入し飲酒していた問題を受け、イベントの機会に未成年者への酒類提供禁止を呼び掛けるなどの対策強化を再度確認した。市教育委員会が市内の中学校を通して調査した結果、飲酒を認めた生徒は3人で、それ以外にも飲酒が疑われた生徒が25人いたという。
久松島民祭の中学生集団飲酒問題を巡っては、会場の複数の出店が中学生複数人に酒類を販売していたことが明らかになっている。
出席者からは未成年の飲酒防止策としてさまざまな方法が提案された。宮古島署の新垣健一郎署長は「未成年に酒類を販売した場合、次回からイベントに参加させないなど、行政としても強い態度を示す必要がある」と強調した。
協議会後、座喜味市長は「祭りを楽しむことも大切だが、未成年者が非行や飲酒することはあってはならない。関係機関と連携してより細やかな対応をしていきたい」と話した。
(友寄開)
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未成年飲酒で対策強化 宮古島市、祭りの在り方協議
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琉球新報朝刊
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