【沖縄】沖縄市が公表し誰でも無償利用できるオープンデータの活用方法を学び、地域課題を探ろうと、市は5日、「オープンデータアイデアソン2024」を市ITワークプラザで開催した。約30人が参加した。人口や公共施設の位置などのオープンデータをグラフや地図にして可視化した「ダッシュボード」を活用して、教育や福祉、医療、地域振興などのテーマごとに分かれたグループが地域課題や解決方法を議論した。
教育をテーマとしたグループは、国の人口分布データから0~14歳の子どもの数を地図に落とし込みつつ、市内の公共施設のデータから子どもの数に比べて児童館が少ない地域があることを確認。中でも桃原地域には児童館がないことを突き止め、児童館の建設を提言した。
講師を務めたアイパブリッシングの福島健一郎代表は「今後も今回の経験を生かしてデータを活用してほしい」と話した。
(梅田正覚)