【名護】北部農林高校の元教員の瀬名波榮啓さん(85)と屋比久貞雄さん(87)は15日、名護市三原区の子どもたちに計49冊の本を贈った。同区出身の瀬名波さんが、来年の区制100周年を前に企画した。
贈呈した本は、北部農林高校に勤務経験のある教員らでつくる「ボラ会」が2019年の発足45周年を記念して発刊した「翔~心に響く青少年に送ることば」と、屋比久さんが書いた「宮沢賢治との対話」。ボラ会のメンバーの人生経験や宮沢賢治の生き方を通して、子どもたちにエールを送りたいとして、本を贈った。
瀬名波さんは「将来に希望を持って大志を抱いてほしいという思いだ」と話した。屋比久さんは「本を通して生き方のヒントにしてほしい」と笑顔を見せた。 (玉寄光太)
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出身の瀨名波、屋比久さん 三原区に49冊贈る 本を通して大志抱いて
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琉球新報朝刊