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カブトムシ幼虫触れる おおぎみこども園、生態学ぶ


カブトムシ幼虫触れる おおぎみこども園、生態学ぶ 飼育容器に入った幼虫をうれしそうに見る園児ら=16日、大宜味村立おおぎみこども園
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 【大宜味】大宜味村立おおぎみこども園(島袋きよみ園長)で16日、4歳児の幼児部18人を対象にオキナワカブトムシのお話会があった。沖縄イチムシ会副会長の國仲康浩さんが講師を務めた。園児らは幼虫から1年余りかけて成虫になることや、幼虫の育て方のこつなどを学び、目を輝かせた。
 「みんなと同じように、虫も水を飲むので霧吹きで水をあげてください」と説明を受けると、園児らは目を丸くした。
 イチムシ会が用意した米ぬかとオガクズの飼育マットに水を混ぜてスタンバイ。園児らは幼虫をおそるおそる手のひらに乗せ、それぞれの容器に入れた。
 島袋夏埜華(なのか)さん(5)は「初めて触ったので、怖かったけど勇気を出した。少しくすぐったい。頑張って育てたい」と笑顔を見せた。古我知奏翔さん(4)は「かわいい。大事に育てたい」とうれしそうに幼虫を見つめた。
 國仲さんは「子どもたちが生き物に触れる機会が少なくなっている。飼育体験を通して沖縄に住む小さな生き物を知ってほしい」と話した。
 (安里郁江通信員)