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FC琉球、3連敗 松本に1-2 守備で踏ん張れず失点


FC琉球、3連敗 松本に1-2 守備で踏ん張れず失点
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 サッカーの明治安田J3第26節第1日の9日、FC琉球は長野県のサンプロアルウィンで松本山雅FC(長野)と対戦し、1―2で敗れ、3連敗となった。通算成績は8勝14敗4分けの勝ち点28。順位は18位。前半34分に先制点を奪われ、0―1で折り返した。後半は12分に野田隆之介が同点弾を決めたが、34分に逆転ゴールを決められた。

 次戦は17日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで愛媛FCと対戦する。

(2)サンアル(1勝1敗)
松本 10勝6分け10敗(36)
 2―1(1―0,1―1)
琉球 8勝4分け14敗(28)
▽得点者 【松】 村越(5)菊井(6)【琉】 野田(10)
▽観客 7172人


 琉球は0―1で折り返した後半、12分に主将の野田隆之介が狙い澄ました鮮やかな同点弾で振り出しに戻した。しかし、踏ん張り切れずに34分に再び突き放されて3連敗となった。

 前半34分に不運な先制点を浴びた。ゴール前の混戦からDFの足に当たったボールは奥へと流れ、相手の足元へと転がり、そのまま押し込まれた。ただ、松本の得点は必然だった。縦に横にパスを通され、前半でシュート7本と猛攻を受けた。それに対し、琉球は1本のみと攻め手を欠いた。

 後半に追い付いた後は、決定的場面もあった。カウンターから平松昇がためをつくったスルーパスを通し、前線に走り込んだ中野克哉がドリブルからシュートを放ったが、惜しくもゴールはならなかった。逆に、ロングスローから失点。相手が頭で中央へはじき、中の選手が頭で押し込んだ。

 野田主将らが得点で意地を見せるも、守備で踏ん張れず、巻き返せない試合が続く。失点が足を引きずり、満身創痍(そうい)状態に陥っている琉球。次戦は首位独走の愛媛FCをホームで迎え撃つ。勝利で連敗を脱し、浮上のきっかけにできるかの正念場になる。

 (大城三太)