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男子3000メートル障害 島袋(北山)が連覇 暑さで体力奪われ記録更新はならず 県高校新人大会・陸上 沖縄


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男子3000メートル障害決勝 9分31秒74の記録で制した北山の島袋翔

 男子3000メートル障害は昨年の大会新を出した島袋翔(北山)が序盤から抜け出し、一人旅となったレースを9分31秒74で制して連覇を達成した。

 前半から飛ばした島袋は1人でレースをするのは想定済みだった。ライバルと一緒に走っていることをイメージしてレースを展開した。しかし、30度を超える暑さに体力を奪われ、1500メートル以降はハードルを跳ぶタイミングが合わずにさらに体力を奪われた。目標としていた自身の持つ大会記録(9分24秒16)の更新はならなかった。

 積極的なレースで最初の1キロを県高校記録(9分6秒03)と同じペースで走れていたなど手応えもある。「1人になった時にペースを落とさないようにし、最後までハードルを正しい姿勢で跳べるようにしたい」と県高校記録更新へ前を向いた。

 (屋嘉部長将)


 沖縄県高校新人大会は16日、各地でカヌー、陸上、テニスが行われた。カヌースプリント500メートルで男子カヤックシングルの宮城壱清(沖縄水産2年)が2分22秒568で制し、永山盛禎(同1年)と組んだペアと合わせて2冠を達成した。カナディアンシングルは當山魁来(かいら)(沖縄水産2年)が2分44秒793で優勝し、塩澤海(同1年)と組んだペアと2冠。女子カナディアンシングルは2分58秒429で赤嶺妃菜(沖縄水産2年)が頂点をつかんだ。陸上女子三段跳びの喜久里彩吹(那覇国際2年)が大会記録に1センチと迫る11メートル83で優勝し、走り幅跳びとの2年連続2冠を達成した。女子3000メートルの親川杏花(北山2年)は10分分8秒79、男子3000メートル障害で島袋翔(北山2年)が9分31秒74でそれぞれ優勝し、連覇となった。女子200メートルでは又吉一莉(球陽2年)が26秒18で制し、100メートル、400メートルリレーとの3冠となった。

※注:永山盛禎の「禎」はネヘンが示ヘン