有料

又吉(球陽)が3冠 200メートルでは後半追い上げ逆転 県高校新人大会・陸上 沖縄


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
女子200メートル決勝 26秒18で頂点に立った球陽の又吉一莉

 又吉一莉(球陽2年)が女子200メートルを26秒18で制し、100メートル、400メートルリレーと合わせて3冠となった。「三つ取るのを狙っていたのでほっとしている」と笑顔だった。

 200メートル決勝の序盤は今村香保(普天間)にリードされ、直線に入った。得意の後半の追い上げで逆転し、ゴールに飛び込んだ。大会6本目のレースで疲れもあり、向かい風と条件も悪かったが、「短距離では誰にも負けたくない」とこの世代の県内短距離の女王として意地で勝ち切った。

 調子は10月に行われる九州大会に合わせている。「去年はB決勝だったので、ことしはA決勝に残りたい。100メートルでは11秒台、200メートルは25秒前半を出したい」と意気込んだ。

 (屋嘉部長将)


 沖縄県高校新人大会は16日、各地でカヌー、陸上、テニスが行われた。カヌースプリント500メートルで男子カヤックシングルの宮城壱清(沖縄水産2年)が2分22秒568で制し、永山盛禎(同1年)と組んだペアと合わせて2冠を達成した。カナディアンシングルは當山魁来(かいら)(沖縄水産2年)が2分44秒793で優勝し、塩澤海(同1年)と組んだペアと2冠。女子カナディアンシングルは2分58秒429で赤嶺妃菜(沖縄水産2年)が頂点をつかんだ。陸上女子三段跳びの喜久里彩吹(那覇国際2年)が大会記録に1センチと迫る11メートル83で優勝し、走り幅跳びとの2年連続2冠を達成した。女子3000メートルの親川杏花(北山2年)は10分分8秒79、男子3000メートル障害で島袋翔(北山2年)が9分31秒74でそれぞれ優勝し、連覇となった。女子200メートルでは又吉一莉(球陽2年)が26秒18で制し、100メートル、400メートルリレーとの3冠となった。

※注:永山盛禎の「禎」はネヘンが示ヘン