今夏の各スポーツの全国大会で優勝した中高生が19~20日、相次いで那覇市の県教育庁に半嶺満教育長を訪ね、成績を報告した。生徒らは、応援してくれた周囲への感謝とともに次の目標を口々に語った。
水泳の全国中学校体育大会女子50㍍自由形で優勝した那覇市立金城中学校水泳部3年の平良吏美華さん(15)と、空手道の第31回全国中学生空手道選手権大会団体形で優勝した沖縄市立山内中学校の空手道部の6人は19日、半嶺満教育長を訪問した。
平良さんは県勢競泳女子では初、5年ぶり5人目の全国制覇だった。平良さんは「今後の大会も良い成績を残せるように頑張る」と意気込んだ。
空手部主将で3年の花城康龍さん(14)は「(空手の)先生や顧問のおかげで優勝できた」と語った。
一方、2023年度全国高校総体で優勝した高校生の選手らも20日半嶺教育長を訪れ、成績を報告した。
訪問したのは、なぎなたで平安名はな(首里高3年)さんとペアで演技優勝、団体も2連覇とした泉水ほのか(同)さん。
重量挙げ女子59㌔級でスナッチ、ジャーク、トータルと全てで日本高校記録を樹立し、大会2連覇を果たした比嘉成(本部高3年)さんは「10月の国体、11月の世界ジュニアでも頑張りたい」と力を込めた。
陸上男子400㍍で1位となった平川慧(コザ高3年)さんは「スタートラインにつき、応援してくれた人たちを思い出した」と振り返った。
テニスの女子個人ダブルスで水口由貴さん(沖縄尚学高2年)と組み、6年ぶりの優勝を果たした新城英万さん(同3年)は「団体で負けて悔しかったが、切り替えて臨んだ」と思いを語った。
半嶺教育長は「新たな目標に向けてまい進してほしい」と激励した。
(名波一樹)