国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の会期前競技のビーチバレーで優勝を果たした少年男子の﨑山翔生・田崎憲斗(首里高・西原高)が20日、沖縄に戻り、那覇空港で約70人の首里高・西原高のバレー部生徒や関係者らから日本一を祝福された。
拍手と歓声の中で2人は恥ずかしそうにしながらも、バレー部の仲間たちとタッチを交わして優勝をかみしめた。
﨑山は「短い時間だったが、練習も試合でも声を掛け合えたことが勝因。多くの人からのメッセージのおかげで、きつい場面も頑張れた」と感謝した。
田崎は県勢の同競技3大会連続制覇達成に、「先輩たちの連覇をつなげなければという思いだった。応援してくれる人たちに結果で恩返しができたかな」と思いを語った。
浜川直洋監督は「3連覇の重圧の中で、県代表として堂々と戦ってくれた。劣勢をひっくり返す勝負強さを感じた」と選手らをねぎらった。
首里高バレー部の具志堅琉真は「同じチームメイトとしてかっこいい」、西原高の大城和晴は「家族のことのようにうれしかった」とそれぞれ選手らをたたえた。
優勝をつかんだ2人はインドアのバレーボール少年男子の選手としても国体に出場する。﨑山は「1回戦突破を目指し、一つでも多くの勝利へつなげたい」と力を込める。田崎は「結果を残して(国体インドアバレーボールの)監督に恩返しをしたい」と意気込んだ。
(名波一樹)