国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の会期前競技のビーチバレーが19日、鹿児島県の大崎町ビーチスポーツ専用競技場で行われ、少年男子決勝で崎山翔生・田崎憲斗(首里高・西原高)が吉田・草開(京都)を2―1で破り、優勝を飾った。2019年茨城国体から数え、県勢は3大会連続(20、21年は非開催)で栄冠をつかんだ。2人は「優勝できてうれしい」と声を弾ませた。
ビーチバレー少年男子決勝で崎山翔生・田崎憲斗(首里高・西原高)が2―1で吉田・草開(京都)を破り、こだわっていた県勢3大会連続優勝を成し遂げた。
相手はライン際を狙う技術力があったが、2人は足を動かして対応し、しぶとくボールを拾っていった。1セット目は連係がうまくかみ合い先取。だが2セット目は「このままいけると油断した」。空いた空間を狙われ流れを持っていかれると、そのままずるずると点を奪われた。
勝負はファイナルセットに持ち込まれた。取ったり取られたりの展開が続いた後、10点目以降から崎山と田崎が少しずつ点差を引き離し始めた。崎山が緩急を付けたスパイク、一方の田崎は強烈なスパイクで相手を惑わし、最後は気持ちで勝ちをつかんだ。
「優勝して先輩たちからの流れを絶対つなげなきゃと思っていた」と田崎。崎山は「自分たちも相手も疲れていた中で優勝できてホッとした」と喜んだ。
2人はバレーボールでも国体に出場する。「まずは1回戦を突破して勝ち進みたい」とビーチバレーから弾みを付けていく。
(砂川博範)
<ビーチバレー>
(大崎町ビーチスポーツ専用競技場)
▽少年男子準決勝
崎山・田崎
2―1(21―19,19―21,15―13)
池田・山下(熊本)
▽少年男子決勝
崎山・田崎
2―1(21―14,16―21,15―12)
吉田・草開(京都)