日本ハンドボールリーグ(JHL)女子の2023―24シーズンが21日、各地で開幕した。ザ・テラスホテルズは熊本県の山鹿市総合体育館でオムロンと第1戦を行い、19―31で敗れた。
序盤から逆速攻でリードを許した。だが韓国出身の朴宣映(パク・ソンヨン)や杉本七海ら今季加入の選手の得点で応戦し、前半を7―17で折り返した。
後半は強みのセットディフェンスがうまく機能し始めるが、今度は相手の強烈なロングシュートがさく裂。テラスは中山朋華のポストプレーなどで何とか食らいつくも、最後まで追いつけなかった。
次戦は11月3日午後2時から、大阪府の四條畷市立総合体育館(サン・アリーナ25)で大阪ラヴィッツと対戦する。
ザ・テラスホテルズはアウェーで迎えた開幕戦を白星で飾れなかった。後半は得意とするセットディフェンスがうまく機能し相手の攻撃を何度も阻んだが、その代わりロングシュートを決められ、失点を重ねた。
前半は動きの硬さが見られ、序盤から逆速攻で点を許した。攻撃面では主力の上地涼奈が厳しいマークに遭うなど、相手の積極的な守備に苦しめられた。
それでも韓国出身の朴宣映(パク・ソンヨン)や杉本七海ら今季加入の選手が引っ張った。朴は得意のロングシュート、杉本は右サイドからシュートを放ち得点の要となった。
少しずつ守備面でも連係が取れ始め、後半はセットディフェンスから逆速攻を防げるようになると、中山朋華が終盤ポストプレーで立て続けにゴールネットを揺らし、食らいついていった。だが最後は19―31で押し切られ、勝利をつかめなかった。
杉本は「攻撃での位置取りなど、だいぶチームの状況が良くなっている。次につながる試合だった」と手応えを語った。
(砂川博範)