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SUP全日本選手権、20歳の田口が最年少2冠「イメージ通りの勝ち方できた」 


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SUP全日本選手権、20歳の田口が最年少2冠「イメージ通りの勝ち方できた」  エリート男子テクニカルとロングディスタンスの2冠を達成した田口頼((C)Nommy―465Photography)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 SUP(スタンドアップパドルボード)の第10回全日本選手権大会が21、22の両日、愛知県知多市新舞子海岸で行われ、田口頼(20)=本部・八洲学園大国際高出、STARBOARD=が男子テクニカル(3キロ)と同ロングディスタンスエリートクラス(12キロ)の2種目で最年少2冠を成し遂げた。テクニカルは16分10秒、ロングディスタンスは1時間9分45秒だった。


 テクニカル(3キロ)とロングディスタンス(12キロ)のエリートクラスで他を圧倒した田口頼=本部・八洲学園大国際高出、STARBOARD=が全日本選手権では男子最年少となる20歳で2冠を達成した。「イメージ通りの勝ち方ができた」と自信をのぞかせた。

 初日のテクニカルは風が強く、ボードが不安定になることが予想された。そのため「ミスが起きないように」とブイターンを慎重に行うなど注意を払った。

 それでも最初のブイを首位で通過し、それ以降は独走状態に入った。ほぼ終日の練習を週5日でこなし、国内大会では負けない持久力を身に付けてきた。

 一度も追い付かれることなく、テクニカルは2位に約30秒差の16分10秒でゴール。2日目のロングディスタンスも1時間9分45秒で制し、栄冠を2度つかんだ。

 11月にはタイで世界選手権が開かれる。スプリントと合わせ、狙うは3冠だ。「大会が近付いてきてモチベーションが上がっている」と今度は世界一を取りにいく。

 (砂川博範)