FC琉球、来季は現行エンブレムを使用 新デザインにサポーターが反対


FC琉球、来季は現行エンブレムを使用 新デザインにサポーターが反対 FC琉球が来季使用するエンブレム(左)と新シンボルマーク=FC琉球ホームページより
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 サッカーJ3のFC琉球は9日、従来のエンブレムを2024年シーズンも継続して使用すると発表した。エンブレムを刷新する方向性に変わりはなく、25年シーズンに向けて新たなデザインを考案する予定。10月に発表したエンブレムのデザインは「シンボルマーク」としてのみ使用する。サポーターやファンからは、10月発表のエンブレムに対する反対意見が多く、その意向を考慮した形となった。


 FC琉球は10月26日に那覇市内で開いたビジョン説明会で、球団名を「FC琉球OKINAWA」(呼称はFC琉球のまま)とすることと、エンブレムの変更などを発表した。サポーターらへの事前説明などはなく、突然のエンブレム変更に不満の声が上がっていた。


 11月3日には那覇市内でサポーターミーティングを開き、従来のエンブレムを「アイデンティティーマーク」として残す案、2025シーズンまでにサポーターらと意見交換しながら新エンブレムを決める案の2案を提示していた。

 
 新たな球団名とシンボルマークなどの使用開始は24年1月から。琉球フットボールクラブの倉林啓士郎社長は「お寄せいただいた意見を踏まえ、リブランディングの検討期間を最大1年間延長することを決定した。エンブレムに関しては皆さまと対話を重ねながら、よりオープン化した形で制作プロジェクトを再始動する」とコメントした。(大城三太)