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歴史的快挙!デフフットサル世界一 女子日本代表、PK戦でブラジル下す 宮城実来「優勝できて最高」


歴史的快挙!デフフットサル世界一 女子日本代表、PK戦でブラジル下す 宮城実来「優勝できて最高」 決勝でブラジルに勝利し、仲間と共に初優勝を喜ぶ宮城実来(左)=19日(日本時間)、ブラジル(C)JDFA
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 デフフットサルの第5回世界選手権大会(W杯)は19日(日本時間)、ブラジルで女子決勝戦が行われ、日本はブラジルにPK戦の末に勝利し、初優勝をつかんだ。県出身の宮城実来=上山中―那覇西高―日体大出、エスクロー・エージェント・ジャパン=も決勝に出場し、チームの勝利に貢献した。決勝で日本は前半を1―0で折り返し、後半を終えて3―3で並んだ。延長戦では後半に1点ずつを取り合い決着がつかず、PK戦では日本が4―1で勝利した。日本は6カ国総当たりの予選リーグでイングランドに3―0、ドイツに0―0、アルゼンチンに4―0、アイルランドに1―1、ブラジルに7―1の3勝2分けで決勝に進んだ。

宮城「世界と戦え、光栄」

 デフフットサルのW杯は女子日本が歴史的快挙を成し遂げた。地元開催で意地とプライドをかけて襲いかかるブラジルを破っての初優勝を手にした。宮城実来は出場時間こそ少なかったが、それでも世界の選手たちと堂々と渡り合った。

 日本が前半に先制し、1―0で折り返すと後半は得点ラッシュとなった。攻守が激しく入れ替わる中、ブラジルがキックインのボールをダイレクトシュート、カウンターからの逆襲で立て続けに2点を奪った。日本も負けじと酒井藍莉の2得点などで最後は3―3で延長へ。延長は先に点を奪われ劣勢となったが、相手守備の隙を突いてボールを奪い、終了間際に同点に追い付き、PKで勝利を収めた。

 宮城は「沖縄からの応援ありがとうございました。私が初出場した8年前から、ほぼ同じメンバーで世界一を目指してきた。集大成の大会で優勝することができて最高。監督やスタッフ、チームのみんなに感謝したい。得点はできなかったが、世界各国の選手たちと戦えて光栄だった」と思いを込めた。

 (大城三太)