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コラソン、ホーム初勝利 東江、石川が相手守備をかく乱 福岡に41ー30【23日の試合】


コラソン、ホーム初勝利 東江、石川が相手守備をかく乱 福岡に41ー30【23日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは23日、ANAアリーナ浦添でゴールデンウルヴス福岡と今季第10戦を行い、41―30で勝利した。通算成績は2勝7敗1分けで順位は11位のまま。コートプレーヤー13人全員が得点し、今季ホーム戦では初の勝ち星を挙げた。東江太輝らを起点としたパスワークが機能し、仲程海渡と比嘉信吾の両サイドや右バックのパン・エンジャー(潘恩傑)が点を決め、前半を25―15で折り返した。

 後半は一時盛り返されるも、途中出場のイェスペル・ブルーノ・ブラマニスが高身長を生かしたプレーを見せ、連続3得点するなど相手の追随を許さず勝ちきった。

 次戦は12月2日午後3時から、岩手県の花巻市総合体育館でトヨタ自動車東日本と対戦する。

 1人が前に出るワントップ形式の相手守備に対し、琉球コラソンは縦の動きを重視するプレーで今季のホーム戦で初白星をつかんだ。昨季11月の大崎電気戦以来、1年ぶりの40点台を奪う快勝だった。

 主将の東江太輝や石川出らバックプレーヤー陣が、適宜ポスト位置に入って相手守備をかく乱。マークを引きはがすことで1対1の場面を演出し、パン・エンジャー(潘恩傑)や高橋友朗がカットインから切り込んでゴールネットを揺らしていった。

 12日のホーム戦を落として「何が何でも勝たないといけない」(高橋)と、この日の試合を迎えた。東江も「より気持ちが入っていた」。攻撃の手を緩めることなく、セットプレーのほか圧の強い守備からのパスカットで走って逆速攻を決めるなど、多彩な攻撃を見せた。

 点差が離れた後半は次戦を見据え、けがから復帰したイェスペル・ブルーノ・ブラマニスが出場し、さまざまな形式のプレーを試す余裕もあった。高橋は「最後まで点を取れたのはよかった」と納得の様子を見せた。

 年内も残すところあと2試合。いずれもアウェー戦だが、しっかりと勝ちきって来年へ向け弾みをつけたい考えだ。

 (砂川博範)

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琉球コラソン(5)
41―30(25―15,16―15)
ゴールデンウルヴス福岡(0)

40点台を取れた

 東江正作監督(琉球コラソン)の話 40点台を取って勝利できた。この1週間、(前に出てくる)相手守備をどう崩すかの練習をしてきたことがうまくいった。スピードで中へと切っていくことができた。次も精度の高い攻撃を仕掛けて勝利をつかむ。