序二段全勝の城間（中部農林高出）、優勝決定戦で敗れる　大相撲九州場所

　序二段の優勝が懸かる大一番で、東15枚目の城間（中部農林高―日本大出、尾上部屋）はわずか6秒で押し出された。先場所の序ノ口に続き今場所でも頂点を目指したが、7戦全勝同士の対決を制することはできなかった。

　気持ちのはやる大凜山（荒汐部屋）が2度突っかけをした後の仕切り直し。両者は激しくぶつかり合うと、首を突かれた城間が体勢を崩した。そこで体の横を取られて、そのまま外へ押し出された。迷いなく突っ張った大凜山が気迫で勝り、城間の序二段優勝はお預けとなった。

（砂川博範）