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沖縄SV、パスサッカー粘り届かず 今季最終戦を0-1、攻撃面に課題 正念場の入れ替え戦へ サッカー・JFL【26日の試合】


沖縄SV、パスサッカー粘り届かず 今季最終戦を0-1、攻撃面に課題 正念場の入れ替え戦へ サッカー・JFL【26日の試合】 東京武蔵野―沖縄SV 豊富な運動量でチームを活性化させた沖縄SVの冨久田和真(右)=26日、東京都の武蔵野陸上競技場(沖縄SV提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは26日、東京都の武蔵野陸上競技場で東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦し、0―1で惜敗した。通算成績は7勝16敗5分けで勝ち点は26。最下位の15位で今季を終えた。前半からボールを支配し、押し気味に試合を進めたが、得点できず0―0で折り返した。後半の最終盤に左サイドからショートカウンターを受け、左クロスを右から折り返され、中央から頭で押し込まれた。

 リーグ最下位の沖縄SVは、12月3日午後1時から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで、全国地域チャンピオンズリーグ2位のVONDS市原FC(千葉)との入れ替え戦に臨む。1試合勝負で、勝てばJFL残留、負けた場合は地域リーグ降格が決まる。

 沖縄SVは今季の最終戦を白星で終えることはできなかった。それでも、この一年間の成果を示すようにショートパスを巧みにつなぐパスサッカーでボールを簡単には失わなかった。相手の間を通すパスを見せたほか、攻められても踏ん張り続けるなど堅守が光った。

 後半に決定的な場面が訪れたが、惜しくも得点を逃した。左の大城佑斗からクロスが入り、中央の髙原直泰が飛び込んでシュートを放ったが、ゴールを割れなかった。

 失点はクロスを入れられた後の折り返しから中央へと揺さぶられ、相手へのマークが外れた場面で押し込まれた。シュート数は相手の9本に対して4本と攻撃面の課題が残った。

 1発勝負となる入れ替え戦はチームの力を結集して、厳しい戦いを勝ち上がったVONDS市原FC(千葉)を相手に背水の陣で挑む。

 今季積み上げてきた経験と実力、シーズン後半でチームが身に付けた団結力を出し切れば、相手を上回ることができるはずだ。結果が全ての決戦となるため、勝利に向けて培ってきた守備力が鍵を握る。

 (大城三太)


◇サッカー JFL最終節(26日・浜松市都田サッカー場ほか)

東京武蔵野ユナイテッド
 1―0(0―0,1―0)
沖縄SV