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大城卓(巨人)1回に適時打 日本一阪神に9―4 <プロ野球オープン戦>


大城卓(巨人)1回に適時打 日本一阪神に9―4 <プロ野球オープン戦> 巨人―阪神 1回1死一、二塁、中前適時打を放つ巨人の大城卓三=23日、沖縄セルラースタジアム那覇(大城直也撮影)
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 プロ野球のオープン戦が23日、県内の2試合で開幕し、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇では阿部新監督率いる巨人が昨季38年ぶりの日本一に輝いた阪神を9―4で下した。巨人は一回に打者12人の猛攻で7点を奪った。北谷町のアグレスタジアム北谷では小園が2安打3打点をマークするなど打線が活発だった広島が、中日に10―0で快勝した。オープン戦は24、25日にも、県内で計8試合が組まれている。3月に入ってからは本拠地球場を含めた各地で本格化し、24日で終了。セ、パ両リーグの公式戦は同29日に開幕する。


 【評】巨人は開幕投手に決まっている戸郷が上々の内容で1回無失点。調整遅れの不安を拭った。1番に入った松原が3安打。阪神は佐藤輝が豪快な2ランで持ち味を発揮した。先発の伊藤将は3回7失点、湯浅は1回2失点と不安を残した。


練習通りできている 大城卓

 大城卓(7番捕手で出場し、一回1死一、二塁で中前適時打を放つ。8投手の投球を受け、四球が一つ)「バッテリーとして練習通りにできている」


小技、足技絡め 監督「いい攻撃」

 巨人の阿部監督が「すごくいい攻撃ができた」とうなずいたのが一回だ。小技、足技を絡めて伊藤将から7得点。「点を取るのが野球だし、打つばっかじゃ難しいので」としてやったりの口ぶりだった。

 1、2番で計15球を投げさせ、3番門脇には「本塁打を30本打てるわけじゃないので」とバントを指示。吉川の二ゴロ(記録は失策)で追加点が入った場面には「足が速いので、狙いにいったのなら素晴らしい」。求めてきた自己犠牲の精神が浸透しているのを感じた様子だった。

(共同通信)