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レキオクラブが女子制す 若手とベテランかみ合う ハンドボール・県総合選手権【25日の試合】


レキオクラブが女子制す 若手とベテランかみ合う ハンドボール・県総合選手権【25日の試合】 一般女子で優勝したレキオクラブの選手ら
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 ハンドボールの第57回県総合選手権最終日は25日、八重瀬町具志頭社会体育館で開かれた。男子は興南BICが29―26で丸松建設を破って優勝した。女子はレキオクラブが24―21で宜野湾ガスクラブを退けて頂点をつかんだ。マスターズの部は糸満OB、50代以上マスターズ50sの部はコザOBが制した。

レキオクラブ―宜野湾ガス 後半、逆転弾を放ち、試合の流れを変えたレキオクラブの古謝夕貴=25日、八重瀬町の具志頭社会体育館(大城直也撮影)

 女子のレキオクラブは、若手とベテランの呼吸がうまくかみ合った。10―12で迎えた後半、堅守で打開策を見いだした。宜野湾ガスクラブに4点差に広げられたが、そこから山田若菜の連続得点や西銘紗貴主将の同点弾、古謝夕貴の逆転シュートで波に乗った。中央を固めた守備で徐々に相手の攻撃を封じると、そこから状況が好転した。パスミスも誘って速攻の好機をつかむなど、術中にはめて思惑通りの展開に持ち込んだ。

 チームの要となったセンターの古謝は「前半はサイドがうまく機能して得点でき、後半は逆速攻がうまくいった」とうなずく。古謝は出産もあり、一度は引退を決意したが、チームから必要とされて再びコートに戻った。後半に速攻からの得点力が光った山田は6得点、スペースに走り込むプレーで王田小夏が5得点を奪い、勝利を引き寄せた。

 西銘主将は「橋口明歩ら若い選手一人一人がシュートを打たさないようにきっちり仕事をしてくれた。ベテランと若手、子育て世代と新卒世代がうまく連係して勝つことができた」とチームワークの良さを誇った。

(大城三太)


【女子】
▽準決勝
レキオク 33―21 那覇西ク
宜野湾ガスク 29―26 浦添高
▽決勝
レキオク 24 10―12 21 宜野湾ガスク
        14―9


【マスターズ】
▽1回戦
糸満OB 13―12 エレメンツマスターズ
青空 19―17 天外天
▽決勝
糸満OB 18 11―4 12 青空
         7―8

【マスターズ50s】
チーム46 15―15 コザOB
沖縄教員 13―10 チーム46
コザOB 16―13 沖縄教員