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感覚つかみ後半挽回 33位・山城 ダイキンオーキッドレディス第1日【1日の結果】


感覚つかみ後半挽回 33位・山城 ダイキンオーキッドレディス第1日【1日の結果】 10番 ティーショットを放つ山城奈々(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 国内女子ゴルフツアーの今季開幕戦・第37回ダイキンオーキッドレディストーナメント第1日が29日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6595ヤード、パー72)で行われ、21歳で通算4勝の岩井千怜が1イーグル、5バーディー、ボギーなしの65を出し単独首位に立った。2打差でともに通算6勝の西郷真央と菊地絵理香、未勝利の天本ハルカが並んだ。県勢トップはアマチュアの吉﨑マーナ(沖縄カトリック高1年)で4バーディー2ボギーの70で回り10位。新垣比菜と荒川怜郁が71の19位で続いた。吉本ひかるが68の5位。2年連続年間女王の山下美夢有は71で19位、約6年ぶりにツアー復帰の元賞金女王、森田理香子は74で61位につけた。昨年優勝の申ジエ(韓国)は出場していない。(賞金総額1億2千万円、優勝2160万円、出場108選手=アマ4、観衆2972人)


 前半にボギー三つとなかなかエンジンのかからなかった山城奈々だが、後半に1イーグル、1バーディーを奪い、イーブンの33位で初日を終えた。

 鍵となったのはティーショット。「前半は感触を探りながらのプレーになってしまった。感覚がつかめた後半は自信を持って打ち込んだ」と挽回に成功した。イーグルだったパー5の7番は残り66ヤード、58度のウェッジで3打目を放った。上り傾斜でグリーン上のボールの行方も見えなかったが「ギャラリーの歓声でカップインしたのが分かった。一気にスコアを縮めることができた」と歓喜した。

 昨季はティーショットで安定感を欠き、だいぶ苦しんだ。

 「今日の後半のようなプレーができれば上の順位にいけると思う。予選通過できるように、びびらずに思い切ってプレーしたい」と本領発揮で決勝ラウンドを目指す。

 (大城三太)