有料

ダイキン女子ゴルフ第2日 27位吉﨑、アマ唯一決勝へ 攻守でメリハリ意識


ダイキン女子ゴルフ第2日 27位吉﨑、アマ唯一決勝へ 攻守でメリハリ意識 1番 アプローチショットを放つ吉﨑マーナ(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ゴルフのダイキン・オーキッド・レディス第2日は1日、琉球GC(6595ヤード、パー72)で行われ、2年ぶりの大会制覇を狙う22歳の西郷真央が2位から6バーディー、ボギーなしの66と伸ばし、通算11アンダーの133で単独首位に立った。70で回った菊地絵理香が4打差の2位、さらに1打差の3位に前日首位で73だった岩井千怜がつけた。仁井優花が通算5アンダーの4位。荒川怜郁が70で回り、通算3アンダーの141で7位。2年連続年間女王の山下美夢有は2アンダーの11位、約6年ぶりのツアー復帰戦となった元賞金女王の森田理香子は1アンダーの18位にいる。アマチュアの吉﨑マーナはイーブンパーで27位につけた。仲宗根澄香が35位、比嘉真美子が41位だった。54人が決勝ラウンドに進んだ。(出場108選手=アマ4、雨、気温16・3度、北北東の風6・1メートル、観衆2565人)


 吉﨑マーナ(沖縄カトリック高1年)がアマチュアで唯一決勝ラウンドへと進んだ。悪天候の中でも「攻めるときと守るときを分けた」とメリハリを意識して、2日目を1バーディー3ボギーの2オーバーにまとめた。イーブンパーの27位つけて「苦しいゴルフだったが、決勝へ行けてほっとした」と安堵(あんど)の表情だった。

 ショットが振るわず、アプローチでつないでパーをキープする場面が続いた。攻めたのはパー5の4番。3打目のショットを「思った通りの良いリズム感」で狙い通りに成功させた。ピンまで約5メートルの位置につけ、危なげなくバーディーを沈めた。

 パー5の15番は耐えた。右にそれたセカンドはバンカーまですれすれ。ピンまで約20ヤードの位置から3打目は難しいショットを「落とさないように」うまく当ててパーセーブに。運も味方につけ「今打てと言われてもできない」と苦笑いしながらも「何度もピンチが続いたが、乗り越えられたのは成長かな」と言葉に自信も漂わせた。

 ただ、この日はティーショットをうまくコントロールできず反省も。「明日はフェアウエーキープ率を上げられたら」と課題を見つめ、「3、4日目は60台を目指したい」と決勝ラウンドからは攻め抜くつもりだ。

(名波一樹)