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40位・比嘉、復調兆しつかむ 最終日、ショット手応え ダイキン女子ゴルフ最終日


40位・比嘉、復調兆しつかむ 最終日、ショット手応え ダイキン女子ゴルフ最終日 11番、ティーショットを放つ比嘉真美子=3日、南城市の琉球GC(小川昌宏撮影)
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 女子ツアー今季開幕戦のダイキン・オーキッド・レディス最終日は3日、琉球ゴルフ倶楽部(6595ヤード、パー72)で行われ、前日首位に立った21歳の岩井千怜が、ボギーなしの5バーディーで67と伸ばし、通算18アンダーの270で逃げ切った。通算5勝目で賞金2160万円を獲得した。2打差の2位は西郷真央、さらに5打差の3位は菊地絵理香だった。荒川怜郁は4バーディー、1ボギーでスコアを伸ばし、通算5アンダーで9位だった。2年連続年間女王の山下美夢有は通算2アンダーの19位。吉﨑マーナがイーブンパーの34位でベストアマチュア賞に輝いた。約6年ぶりに復帰した元賞金女王の森田理香子は1オーバーで36位となった。比嘉真美子が通算2オーバーで40位、仲宗根澄香が通算8オーバーで53位だった。(出場54選手=アマ1、曇り、気温15.9度、北北東の風4.6メートル、観衆6133人)


 初日から調子を上げていった比嘉真美子は、前半終わりの16番から3連続バーディーを奪い、観客を沸かせた。

 ここ数年はショットの調子が悪かったというが、最終日は自信を持ってスイングできた。「前向きにさせてくれる一週間だった」。明るい兆しをつかむ開幕戦となった。

 一方、バーディーチャンスは何度もあり「もっとスコアを伸ばせた」と悔いも残った。能登半島地震があったことで「プレーできるのは当たり前のことではない。4日間をかみしめながらプレーした」と感謝して臨んだ。「地元でいいプレーは見せられなかったけど、これからのシーズンでいい報告をしたい」と優勝を目指し、前を向く。

 (古川峻)