国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「W15イポー・ペラ」が2月26日から3月3日まで、マレーシアのイポーで行われ、シングルス決勝でリュー理沙マリー(沖縄尚学高―オクラホマ州立大出、フリー)はウー・ホーチン(香港)に2―6、3―6で敗れ、準優勝だった。ダブルスは準決勝で台湾のペアに4―6、3―6で敗れて、ベスト4だった。
2023年9月に右肩をけがしてからの復帰戦となった大会で、準優勝したリュー理沙マリー(沖縄尚学高―オクラホマ州立大出)だが、「下部ツアーでの決勝は3回目だったので優勝したかった。悔しい」と唇をかんだ。
決勝はコースに打ち分ける相手のサーブに苦戦した。ブレークチャンスやジュースの時に、サーブをいいコースに決められた。押される展開が続いたが、強化してきたフォアハンドで決める場面もあった。それでも相手の展開の速いテニスで左右に振られて、勝利を逃した。
昨年、サーブの改良に取り組んでいたが、右肩に負担がかかり、痛みが出てしまった。今回の大会まで初めての長期の休みとなったが、体力作りをしながら、フォアを強化してきたことが今大会、実を結んだ。準々決勝、準決勝は3時間を超える試合となったが動きは良く、体力がついたことを実感したという。
優勝できずに悔しさはあるが、けがから復帰し、試合ができることにうれしさも感じる。直近の目標としては880位まで落ちたランキングを上げることだ。「ランクを500位台に上げたいし、今大会の一つ上のカテゴリーの大会で優勝したい」と意気込んでいる。
▽シングルス1回戦
リュー理沙マリー 2―0 Jo―Leen Saw(マレーシア)
▽同2回戦
リュー 2―0 Shihomi Li Xuan Leong(マレーシア)
▽同準々決勝
リュー 2―1 力石優衣(日本)
▽同準決勝
リュー 棄権 川岸七菜(日本)
▽同決勝
ウー・ホチン 6―2,6―3 リュー
▽ダブルス1回戦
森崎可南子・リュー理沙マリー 2―0 Yifam Sun・Niehua Tian(中国)
▽同準々決勝
森崎・リュー 2―0 川岸七菜・上田らむ(日本)
▽同準決勝
I―Hsuan Cho・Yi Tsen Cho(台湾) 2―0 森崎・リュー
(屋嘉部長将)