ゴルフの沖縄オープン選手権が19日、名護市のかねひで喜瀬CC(6794ヤード、パー72)で行われ、鈴木滉世が6アンダーの66で優勝した。県勢は比嘉一貴(本部高―東北福祉大出)、富村真治(興南高―東北福祉大出)が5アンダーの67で2位となった。ベストアマチュアに2アンダーの70とした松田悠来(名護高―日本経済大出)が輝いた。大会にはプロ、アマチュア合わせて118人が参加した。賞金総額300万円。優勝賞金は100万円。
比嘉一貴は、最後まで強気の姿勢を崩さなかった。ホールアウトした首位の選手と1打差で、パー5の最終18番を迎えた。追い付けばプレーオフに持ち込める正念場だった。
ドライバーでフェアウエーをキープし、2打目でグリーンを捉えた。うまく寄せればバーディーチャンスが訪れる3打目のロングパットだったが、大きくオーバーさせて距離を残してしまい、パーで終えた。「イーグルを狙っていた。ショートだけはしないように打った」と攻めた結果だった。
7バーディー、2ボギーの2位に悔しさもにじませつつ、「ショートアイアンの距離感は良かった」と手応えもあった。
「優勝争いができる位置で戦えたのは久しぶりだったのでよかった。いい準備をしたい」。この一戦を今週末の北九州オープン、来週28日から始まる日本ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」への弾みにするつもりだ。
(大城三太)