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仲村(エナジック)全国V 日本ジュニアも「上位狙う」 高校ゴルフ


仲村(エナジック)全国V 日本ジュニアも「上位狙う」 高校ゴルフ 全国高校ゴルフ選手権大会女子個人の部で優勝したエナジックの仲村梓(右)と男子個人3位の呉屋陽星(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ゴルフの全国高校選手権最終日は9日、栃木県のサンヒルズCC(男子6891ヤード、女子6241ヤード、ともにパー72)で行われ、女子個人の部の仲村梓(エナジック2年)が通算134の10アンダーで1位タイとなり、3人で争われたプレーオフでバーディーを沈めて初優勝を果たした。

 初日は7アンダーの65で回り、最終日は69だった。仲村は「優勝できてうれしい」と喜んだ。


 プレーオフとなった「緑の甲子園」は、仲村梓(エナジック2年)が優勝カップをつかみとった。小学1年からクラブを振り、初めてつかんだ日本一。仲村は「初出場で優勝できてめっちゃうれしい」と喜びをかみしめた。
 初日の出だしは飛距離をうまく調整できなかった。好スタートではなかったが、3ホール目で初のバーディー。ここから勢いづき、7アンダーで首位に立った。

 2日目で再び不調に陥るも、「耐えるゴルフだ」と厳しいパーパットも決め3アンダーで1位をキープ。通算134の同スコアで3人横並びとなり、プレーオフに突入した。

 頂点を懸けた1ホールはパー5の18番。ティーショットは思い通りの当たりだったが、セカンドはミスショットの感触。それでも「運が良かった」とバンカー手前で持ちこたえた。ピンまで約40ヤード。アプローチでピンそば約1メートルにつける好ショットを放つ。緊張感もあったが、上りのスライスラインも「外しはしないかな」と危なげなく単独バーディーを沈めた。

 14日には日本ジュニアゴルフ選手権(埼玉県)に出場する。初優勝に浸りながら「ここでも上位入賞を狙いたい」と声を弾ませた。

 (名波一樹)


呉屋(エナジック)3位 男子個人 「気持ち良くプレー」

 ショットがさえ渡った。初出場で男子個人の部3位に入った呉屋陽星(エナジック1年)は「気持ちよくプレーできた。素直にうれしい」と満足げだった。

 初日からティーショットが安定。セカンドショットもパーオン率が高く、ノーボギーの5アンダーで6位発進。最終日となる2日目も崩れずに、3アンダーでホールアウト。通算136で初日から順位を上げた。「とにかく寄せることを意識した」と振り返る。

 日本ジュニア選手権に向け、「この気持ちのまま結果につなげたい」と勝利を誓った。

 (名波一樹)