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全国高校選抜・なぎなた 瀬長(知念)先手必勝で連覇


全国高校選抜・なぎなた 瀬長(知念)先手必勝で連覇 なぎなた男子個人決勝 力強い打突でメンを奪う知念の瀬長拓夢(右)=24日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンター(佐賀新聞社提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 全国高校選抜大会は24日、なぎなたやテニスなどが各地で行われた。なぎなたの男子個人試合で瀬長拓夢(ひろむ)(知念2年)が連覇を達成した。女子団体の知念は5位、女子個人試合の大木みらい(知念)は16強となった。テニスの女子団体戦は沖縄尚学が4強入りを果たした。ハンドボール女子の浦添は2回戦に進出した。

一瞬の隙逃さず1本 なぎなた

 瀬長拓夢(ひろむ)(知念2年)は決勝を含む全6試合で相手を封じたものの、頂点への道のりは険しいものだった。「遠目の距離からでも一気に間合いに入り込むのが持ち味だが、他の選手に対策されていてやりにくかった」。連覇を達成し汗を拭った。

 決勝は岩手の選手と対戦した。「一番手ごわい相手だった」としつつも、面2本で制した。こちらの面に相手が距離を取り、同じく面で仕掛けてきた瞬間を逃さなかった。「切っ先を上げた後にとまどっていた」と一瞬の隙を逃さずに1本を奪った。2本目は仕切り直しとなり、審判の「始め」の合図と同時に相手のなぎなたを払い、「切っ先を崩して攻めた」と先手必勝でやり込めた。

 「連覇にプレッシャーもあった」という。それでも「去年よりも確実に1本を取る力が身についた」と成長に実感を込めた。

 次は8月末の幸村杯全国高校男子大会に照準を合わせる。こちらも前回覇者として一番高い表彰台を目指し、2大会連覇を見据える。

(大城三太)


なぎなた(24日・兵庫県伊丹SC体育館)

▽男子個人3回戦
瀬長拓夢(知念) メ― 佐藤銀河(大分・福徳学院)
▽同準々決勝
瀬長拓夢(知念)メメ― 斎藤侃駿(福島・会津学鳳)
▽同準決勝
瀬長拓夢(知念) ス― 山口真尋(長崎・松浦)
▽同決勝
瀬長拓夢(知念) メメ― 女ケ沢綜磨(岩手・一戸)

▽女子団体3回戦
知念 1―0 和歌山北(和歌山)
牛津(佐賀) 1―1代表勝ち 首里
▽同準々決勝
大分西(大分) 1―0 知念

▽同個人3回戦
大木みらい(知念) 判定 川瀬皐月(京都・同志社女)
鳥谷梨月(知念) 判定 伊藤遥(神奈川・神奈川大付)
市村彩華(山梨・甲府昭和) メ― 上原朱莉(知念)
▽同4回戦
大木みらい(知念) 判定 佐藤柚衣(大分・大分西)
テーンオン・ノパラット(宮城・仙台育英) 判定 鳥谷梨月(知念)
▽同5回戦
守田結子(和歌山・和歌山北) 判定 大木みらい(知念)