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仲村、東恩納が一般首位 全琉アマゴルフ第1日


仲村、東恩納が一般首位 全琉アマゴルフ第1日 一般 1番、ティーショットを放つ仲村春之介=25日、糸満市のパームヒルズゴルフリゾートクラブ(喜瀬守昭撮影)
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 第62回全琉アマチュアゴルフ選手権大会(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社)が25日、糸満市のパームヒルズゴルフリゾートクラブで開幕した。予選第1日の一般(6719ヤード)は仲村春之介(美らオーチャード)と東恩納昊貴(カヌチャ)が73で回り、1オーバーでトップに立った。女子A(6238ヤード)は76で當山由菜(カヌチャ)が予選1位通過した。上位12人が決勝に進んだ。50歳以上が競うシニア(6719ヤード)は平良安夫(美らオーチャード)、阿波根直哉(パームヒルズ)、砂川正久(美らオーチャード)、渡嘉敷克裕(同)が79で首位に並んだ。上位36人が決勝に臨む。26日は一般の部予選2日目、60歳以上のミッドシニア(6238ヤード)と女子B(6238ヤード)の予選をそれぞれ行う。同順位の場合、予選通過者はインコースマッチング方式により決定。決勝は全部門とも28日に行う。決勝の組み合わせは27日の紙面に掲載される。

仲村、課題パットに改善兆し

 県大会で上位には食い込むものの、まだ優勝経験がない一般の仲村春之介(美らオーチャード)が予選首位タイで幸先のいいスタートを切った。「優勝の称号を獲得したい。2日目へ良い形でつなぐことができた」と納得の表情だった。

 前半はティーショット、アプローチ、パットの全てがさえ、34で回った。だが、後半に3パットをたたくなどミスが増え、「前半とグリーンの感じが変わった。合わせきれなかった」と悔やむ。

 長年の課題だったパットに改善の兆しも見えた。ジュニア時代からの仲間に新たな打ち方を教えてもらい、練習から一緒に打ち込んだ。「特訓の成果が出ている」と手応えを語る。

 26日へ向け「調子は悪くない。初日でグリーンの伸び具合や傾斜を経験できたので修正していきたい」と前を向いた。

(古川峻)


東恩納、前後半でショット安定

一般 1番、ティーショットを放つ東恩納昊貴=25日、糸満市のパームヒルズゴルフリゾートクラブ(喜瀬守昭撮影)

 一般の東恩納昊貴(カヌチャ)が予選初日を73で終え、首位タイに立った。ドライバーの感覚がよく、強かった風の読みも当たっていた。前半、後半ともに安定したプレーを見せ、「狙った所に乗せることができ、うまくまとめた」とうなずいた。

 最初の1番でダブルボギー、2番でボギーをたたいたが、「また取り返せばいい」と気にしなかった。距離が短いパー5の7番で2メートルのパットを沈めてイーグルにし、悪い流れを断ち切る。その後も14、15番で連続バーディーを奪うなど好調を維持した。

 昨年7月の九州ジュニアで優勝、11月の全国中学校・高校選抜マッチプレー選手権で7位になるなど数々の好成績を収めてきた。「あと2日もバーディーをいっぱい取って優勝したい」と貪欲にプレーしていく。

(古川峻)


當山、女子A首位 後半落とすも逃げ切る

女子A 18番、セカンドショットを放つ當山由菜(喜瀬守昭撮影)

 女子Aの當山由菜(エナジック)が前半36の貯金を生かして76のトップで逃げ切った。後半は風が強くなりショットが乱れたが、「このスコアでトップで終えられてよかった」と頬を緩ませた。

 15番で6メートルのロングパットを沈めてイーグルを奪うなど、前半は勢いがあった。だが後半、ショットが風の影響で安定せずスコアを落とした。それでも多くをナイスパーに抑え、「ドライバーが暴れたけどOBはなく、3パットもたたかなかった」と踏みとどまった。

 これまで県大会の優勝経験はない。「修正してまずは安定したゴルフができたらいい。その上で優勝が見えてくる」と気負わずに決勝に臨む。

(古川峻)


上出来だった

 シニア・予選首位タイの平良安夫の話 上出来だった。ドライバーでフェアウエーをキープできていた。ダブルボギーをたたかず、バーディーもあった。力まなかったのがよかった。決勝も今日のようなプレーをして、上位で終わりたい。

ホームの利生かした

 シニア・予選首位タイの阿波根直哉の話 所属しているホームの利を生かした。風が強い時は左右に打つと駄目なことは分かっている。OBや池に入れないように抑えめに打った。2連覇が懸かっている。最後まで諦めずにベストを尽くす。

気楽に臨んだ

 シニア・予選首位タイの砂川正久の話 風が強くて大変だった。パーに抑えるところは確実に狙い、難しいホールはダブルボギーを打たないようにした。優勝は考えず気楽に臨んだ。決勝もあるがままに、ただ目の前のボールを打つだけ。

最後まで粘れた

 シニア・予選首位タイの渡嘉敷克裕の話 トリプルパットもダブルボギーもあったが、よく最後まで粘れた。この結果に自分でも驚いている。風が強かったが、ピンに寄せて1パットで決められたのがよかった。シニアデビュー戦なのでベスト5に入りたい。