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東恩納(中大)初登板初勝利 東都大学野球リーグ


東恩納(中大)初登板初勝利 東都大学野球リーグ 東都大学野球リーグで初勝利を挙げ、ポーズをとる中大の東恩納=神宮
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 東都大学野球リーグ第1週第2日は10日、神宮球場で2回戦の3試合が行われ、3連覇を狙う青学大と亜大が2連勝で勝ち点を挙げた。中大は4―2で駒大に逆転勝ちし、1勝1敗で12日の3回戦に持ち込んだ。

 中大は、高校日本代表で活躍した1年生右腕の東恩納蒼(沖縄尚学高出)がリリーフで6回1/3を投げ被安打3、奪三振7の無失点で抑え、初登板初勝利を飾った。青学大は七回に渡部の適時打で均衡を破り、1回戦に続いて1―0で国学院大を破った。国学院大は當山渚(沖縄尚学高出)が先発登板。6回1/3を投げ、被安打5、自責点0で負け投手となった。神里陸(南星中―東海大相模高出)は6番捕手で出場し、2打数無安打だった。

 亜大は日大のミスに乗じて得点を重ね、6―0で快勝。山城京平(興南高出)は2回を継投し、無安打2奪三振だった。

中大・東恩納 鮮烈デビュー

 中大のルーキー東恩納が鮮烈な神宮デビューを飾った。三回2死から救援し、試合終了まで鋭く曲がるスライダーを武器に3安打、7三振、無失点。初登板で白星も得て「神宮のマウンドは投げやすかった。要所で三振を取れ、思い描いた通りの投球ができた」と胸を張った。昨夏は地方大会を無失点で勝ち上がり「沖縄のミスターゼロ」と呼ばれ、U―18(18歳以下)のワールドカップでも日本の優勝に貢献した。

 清水監督は「マウンド度胸がよく、ピンチになるとスイッチが入る」と褒め言葉を並べた。

(共同通信)