ゼッケン手に「気が引き締まる」 本番に向け、選手登録 宮古島トライアスロン 沖縄


ゼッケン手に「気が引き締まる」 本番に向け、選手登録 宮古島トライアスロン 沖縄 レース本番へ向けて登録をする選手たち=11日、宮古島市平良のJTAドーム宮古島(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 【宮古島トライアスロン取材班】第38回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)の選手登録が11日、JTAドーム宮古島で始まった。手続きを終えた選手はレースナンバーの書かれたゼッケンやスイムキャップなどの支給品を確認した。「楽しく走りたい」「完走を目指す」と大会に向けて意気込んでいる。

 1番最初に選手登録を終え、ゼッケンを手にしたのは稲垣聖司さん(41)=宮古島市。支給品の入った袋を手に「本番に向けて気が引き締まる」と笑顔。10回目の出場となる今大会に向け「しっかり寝てコンディションを整えるだけ」と意気込む。

 「ドキドキし始めた」という小早瀬幸枝さん(46)=神奈川県=は宮古島大会2回目の挑戦となる。調子は良くないというが「しっかりと休んで、本番をとにかく楽しみたい」と語り、ドーム外のブースで補給食などを購入していた。

 空港から直接来たという上原明子さん(51)=長野県=は、スーツケースを引っ張りながら選手登録をした。気温や湿度も高く「到着して夏かと思った」。ロング初挑戦で「制限時間に引っかからず完走を目指したい」と誓った。

 初出場となった2023年大会は、スイムで制限時間にかかった亀井克之さん(61)=大阪府=は「バイクで宮古島のきれいな景色を見たい」と目標を立てる。昨年の大会の失敗を振り返り、コース戦略も立ててきた。「とにかくバイクに乗ることを目標にし、その後は完走を目指したい」と雪辱を誓う。

 65歳の嶋岡淳さん=兵庫県=は年齢制限のため、今大会が宮古島大会最後のレースとなった。これまで出場した17回は全て完走した。この1カ月はかなり練習できたといい「(最後の)さみしさはあるが、楽しく走りたい」とラストレースに向け、笑顔だった。

 (屋嘉部長将)